タオルの買い替えは「ゴワゴワになったら」では遅く、基準がないと何年でも使い続けてしまいます。目安は枚数でも年数でもなく、洗濯回数です。洗濯30回という寿命の目安から年間の買い替え枚数を計算すると、何枚で回すべきかという長年の疑問にも答えが出ます。
先に結論
- 洗面所のフェイスタオル毎日1枚交換なら、年間の買い替えは約12枚。半年ごとに6枚ずつ入れ替えます。
- バスタオル毎日使って毎回洗うなら同じく年約12枚。負担が重い場合は薄手やフェイスタオル代用で洗濯回数を軽くします。
- 買い替えの方式1枚ずつではなく、半年〜1年ごとの総入れ替えが管理しやすい方式です。
寿命は「洗濯30回」で数える
タオルメーカーの藤高タオルは、タオルの寿命の目安を「半年〜1年使った場合、または洗濯30回以上」と説明しています。洗うたびにパイル(輪の糸)がやせ細り、吸水力が落ちていくため、寿命は使った年数ではなく洗った回数で決まります。
寿命のサインとしては、吸水力の低下、硬くゴワゴワになる、洗ってもにおいが残る、生地が薄くなる、が挙げられています。タオルの仕事は水を吸うことなので、吸わなくなった時点で寿命です。雑巾として使えるかどうかとは別の話です。役目を終えたタオルは掃除用に格下げすれば、最後まで使い切れます。
年間の買い替え枚数を計算する
ここで直感に反する計算結果が出ます。毎日1枚使う場所のタオルは、何枚で回していても、年間の買い替え枚数がほぼ同じになります。
年間の買い替え枚数 = 年間の使用回数(365回)÷ 1枚の寿命(洗濯30回)≒ 12枚
5枚で回せば1枚あたり年73回洗うので約5か月で寿命が来ます。10枚で回せば年37回で、約10か月もちます。1枚の寿命は延びますが、抱えている枚数が倍なので、年間に入れ替える総数は変わりません。
| 回し方 | 1枚の年間洗濯回数 | 1枚の寿命 | 年間買い替え数 |
|---|---|---|---|
| 5枚ローテーション | 約73回 | 約5か月 | 約12枚 |
| 7枚ローテーション | 約52回 | 約7か月 | 約12枚 |
| 10枚ローテーション | 約37回 | 約10か月 | 約12枚 |
枚数を増やしても節約にはならず、変わるのは入れ替えの周期だけです。それなら管理しやすい枚数で回し、半年ごとに半分ずつ、あるいは年1回まとめて総入れ替えするのが現実的です。買った日をタグの色やロットで揃えておくと、どれが古いか迷いません。
選び方は「乾きやすさ」から見る
年12枚を買い替える前提に立つと、選び方も変わります。1枚の豪華さより、洗濯に強く乾きやすいことが効いてきます。
- 厚手のパイル:吸水量は大きいが乾きが遅く、部屋干しではにおいの原因になりやすい
- 薄手・ガーゼ混:吸水量は控えめでも乾きが速く、回転の速い毎日使いに向く
- 綿の質:同じ厚みなら、パイルの密度が高いものほどへたりにくい
バスタオルを毎回洗う世帯では、乾燥時間と洗濯容量の負担が大きくなります。大判のフェイスタオルやコンパクトなバスタオルに切り替えると、洗濯物の体積が減り、買い替え単価も下がります。なお藤高タオルは長持ちさせる方法として、柔軟剤を使わないこと、洗濯ネットに入れること、干す前に振ってパイルを立てることを挙げています。柔軟剤はパイルの吸水を妨げる方向に働くため、タオルには使わないのが基本です。
年間コストも先に計算しておく
仮にフェイスタオル1枚350円とすると、年12枚で4,200円です。1枚150円なら1,800円、1枚1,000円の厚手なら12,000円になります。タオルの年間コストは、1枚の単価×12でほぼ決まります。単価の高いタオルを選ぶこと自体は好みの問題ですが、寿命が洗濯回数で決まる以上、高いタオルも安いタオルも入れ替えのペースは同じです。来客用や贈答は別枠にして、毎日使う分は続けられる単価に置くのが現実的です。
複数枚セットは1枚あたりの単価が下がりやすく、同じ色・同じロットで揃うため古い順の判別も楽になります。総入れ替え方式と組み合わせると、セット買いの単価差がそのまま年間コストの削減になります。
買うタイミング
タオルは同じものを継続して買いやすい定番商品で、複数枚セットが1,000〜2,000円台に収まるため、買い回りとの相性がよいカテゴリです。半年ごとの入れ替えをセールの周期に合わせておくと、買い替えの判断そのものが自動化できます。セット買いは同一店舗で送料条件を満たしやすく、店舗数を1つ埋めながら半年分を確保できる点でも都合のよい商品です。
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