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一人暮らし向け小型洗濯機の選び方

一人暮らしの洗濯機でいちばん多い失敗は、容量を絞りすぎることです。4.5kgと5kgは本体の幅がほとんど変わらず、置き場所の条件も同じことが多い。小さくしても設置面積は減らないのに、洗う回数だけが増えます。まず必要な容量を計算し、そのうえで防水パンに収まるかを確認する順番で選びます。

先に結論

  • 毎日まわす4.5kgクラス。1日分1.5kgを余裕をもって洗えます。置き場所が狭い部屋向け。
  • 2〜3日にまとめる5〜6kgクラス。一人暮らしの標準はここ。シーツも一緒に洗えます。
  • 下着だけ追加で洗いたい2kgクラスのサブ機。メインの洗濯機の代わりにはなりません。

容量は「1日1.5kg × 洗う間隔」で決まる

洗濯物の量の目安は、1人1日あたり約1.5kgです。これは着替えた衣類の乾いた状態の重量で、洗濯機の容量表示と同じ基準になっています。ここから必要な容量を逆算します。

毎日洗うなら1回1.5kg、2日分をまとめるなら3kg、3日分なら4.5kgです。ただし、この数字がそのまま必要容量にはなりません。洗濯槽は8割程度までで回すのが前提です。詰め込むと衣類が水中で動かず、汚れが落ちにくくなり、洗剤も残ります。必要量の1.2〜1.3倍を目安に容量を選んでください。3日分をまとめるなら、5〜6kgクラスが妥当な線になります。

もう1つ、大物の予定を入れておきます。シングルの掛け布団カバーや厚手の毛布は、衣類と違って1点で容量を使い切ります。自宅で洗いたいなら6〜7kgクラス、コインランドリーに持ち込む前提なら4.5〜5kgで足ります。ここを決めておくと、容量の議論が短く済みます。

容量を上げることの代償は、思ったより小さいものです。国内の縦型洗濯機は、4.5kgから6kg程度までの本体幅がほぼ同じ帯に収まっています。高さと奥行きに差が出ることはありますが、床の占有面積はあまり変わりません。設置寸法が同じなら、迷ったときは大きいほうが使えます。

容量クラス まとめられる日数 シーツ・毛布 想定 総合
2kgクラス 下着のみ 不可 サブ機・分け洗い用
4.5kgクラス 2日 薄手のみ 毎日まわす人
5kgクラス 3日 シーツ可 一人暮らしの標準
6〜7kgクラス 3〜4日 毛布も可 置き場所に余裕がある人

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置けるかどうかは、防水パンの内寸と排水口の位置

洗濯機は、本体の外寸だけ見て買うと設置できません。確認するのは次の4点です。

  • 防水パンの内寸(外寸ではありません。パンの立ち上がりの内側を測ります)
  • 排水口の位置(本体の真下に来ると、かさ上げ台が必要になることがあります)
  • 給水栓の高さ(本体の上面より低いと、蛇口に当たって置けません)
  • 搬入経路(玄関ドア・廊下の幅、階段の踊り場、エレベーターの奥行き)

賃貸でよく使われている防水パンは、内寸が概ね54cm角から64cm角の帯に収まります。小型の縦型洗濯機は本体幅が50cm台のものが多く、脚の位置がパンの内側に入るかどうかが分かれ目になります。本体幅がパンの内寸より小さくても、脚の間隔が合わないと安定しません。販売ページの設置寸法図で、脚の位置まで確認してください。

給水栓の高さは見落としやすい条件です。本体の上面に給水ホースをつなぐため、蛇口が本体より低いと接続できません。低い場合は、蛇口の位置を上げる部材か、背の低い機種を選ぶことになります。

ドラム式は、一人暮らしでは条件が厳しくなります。奥行きが縦型より20cm前後大きく、扉を開くスペースも要ります。本体価格も上がります。設置スペースと予算に余裕がある場合を除けば、縦型で選ぶほうが選択肢が広がります。

効く機能と、期待してはいけない機能

小型洗濯機で実用差が出るのは、静音性と予約タイマーです。集合住宅で夜や早朝に回すなら、インバーター搭載機はモーターの回転を細かく制御するぶん、脱水時の音と振動が小さくなります。ただし小型・低価格帯には非搭載の機種も多く、そこは価格差として現れます。

期待してはいけないのは簡易乾燥(送風乾燥)です。これはヒーターを使わず、室温の風を槽内に送る機能です。脱水後の水分をいくらか飛ばして部屋干しの時間を縮めるもので、着られる状態まで乾かす機能ではありません。カタログの乾燥容量欄が空欄か「簡易乾燥」となっていれば、この区分です。

温風で乾かす乾燥機能付きの縦型も、洗濯容量ぶんは乾きません。縦型の乾燥容量は洗濯容量のおよそ半分が一般的で、洗濯5kgなら乾燥は2.5kg前後です。乾燥まで一度で終えたいなら、洗濯機側ではなく乾燥機側から機種を決めるほうが早くなります。方式ごとの違いはピラー記事で整理しています。

あわせて読む"衣類乾燥機の選び方|設置場所・容量・乾燥方式の判断軸"

ランニングコストで効いてくるのは、電気代より水道代です。縦型の標準コース1回の消費電力量は0.1kWhに満たない機種が多く、31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が2022年に改定した目安単価)で計算しても1回あたり数円にとどまります。一方で使う水は1回100L前後です。洗濯機を選ぶときの節約効果は、節電より使用水量に出ます。カタログの使用水量の欄を見比べてください。

買うタイミング

洗濯機は数万円の買い物になるので、楽天のセールに合わせると差が出ます。買い回りでは、この1点を先に置いて総額の土台にしてから、必要な消耗品で残りの店舗を埋める順番にしてください。店舗数を先に数えると、要らないものが増えます。

あわせて読む"お買い物マラソンの買い回り|10店舗の埋め方"

大型家電はショップごとに設置サービス・旧品のリサイクル回収の扱いが違います。標準設置が含まれるのか、追加料金なのかを注文前に確認してください。価格・在庫・ポイント倍率は変動しますので、購入前に販売ページでご確認ください。

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本記事は各メーカーの公開仕様と楽天市場のレビューをもとに構成しています。編集部は実機を保有していません。容量・設置寸法・使用水量は各クラスの一般的な目安で、個別機種の実測値ではありません。電気代の計算には31円/kWh(公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が2022年に改定した目安単価)を用いています。設置可否は住まいの条件で変わりますので、購入前に販売ページの設置寸法図と自宅の実寸をご確認ください。価格・在庫・ポイント倍率は変動します。

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