据置型と携帯型で迷ったとき、水圧の強さで選ぶと外します。この2つを分けるのは、洗面台に置けるかどうかと、1回の使用で水を足すかどうかです。使わなくなる理由は、たいてい性能ではなく動線のほうにあります。
先に結論
- 洗面台に空きがある据置型。給水は数日に1回で済み、水圧の調整幅も広く取れます。
- 洗面台が埋まっている携帯型。引き出しにしまえることが、そのまま続く条件になります。
- 浴室で使いたい携帯型かシャワーヘッド一体型。据置型はコンセントが要るので置き場所が限られます。
脱落する理由が、据置型と携帯型で違います
どちらも「歯と歯のあいだや歯と歯ぐきの境目を、水流で洗い流す」機器です。機能の方向は同じで、続かなくなる理由だけが違います。
据置型でやめる人は、手入れと場所で脱落します。使い終わったらタンクの水を捨てて乾かす作業が毎回あります。大容量クラスは水を満たすと本体が600g前後重くなります。これを毎回持ち上げて水を入れ替えるのが、想像より続きません。コンセントも占有します。
携帯型でやめる人は、給水の回数で脱落します。携帯型のタンクは100〜200mLが中心です。吐水量を毎分200mLとすると、100mLで約30秒、200mLで約60秒です。30秒で足りなければ、途中で水を足すことになります。毎晩2回の給水は、思っているより面倒です。加えて、充電式なので数日に1回の充電も要ります。
つまり選択の基準は、どちらの面倒なら毎日引き受けられるかです。強さの話ではありません。
決め手は洗面台の空きと、使う場所です
据置型を選べる条件は1つです。洗面台の上に、本体を置いたままでコップと歯ブラシ立てが並ぶ余地があること。近くにコンセントがあること。この2つが揃わないなら、据置型は買っても片づけられ、そのまま使われなくなります。
携帯型には見落としがちな点があります。使ったあとの本体は濡れています。濡れたまま引き出しにしまうと乾きません。結局は洗面台の上に立てて置くことになり、「収納できるから場所を取らない」という前提が崩れます。携帯型を選ぶときも、乾かす場所は確保してください。ハンドルを掛けられるフックや、水切りできるスタンドがあると現実的です。
使う場所も先に決めます。洗面台で使うなら据置型が素直です。水はねを気にせず使いたい、鏡の前だと床が濡れるのが嫌だ、という場合は浴室が向きます。浴室で使うなら、据置型はほぼ選べません。コンセントの問題と、湿気のなかに常設する問題があります。
浴室で使うなら、防水の等級を確認します
防水の表示はJIS C 0920(IPコード)で定義されています。第二特性数字の意味は次のとおりです。
- IPX4(防まつ形):あらゆる方向からの水の飛まつによって有害な影響を及ぼさない
- IPX5(噴流形):あらゆる方向からのノズルによる噴流水によって有害な影響を及ぼさない
- IPX7(一時的潜水形):規定の圧力・時間で一時的に水中に沈めても、有害な影響を生じる量の水が入らない(最大深さ1mまでの一時的な浸水に対応)
浴室で湯をかけながら使うなら、IPX4では条件によって不足します。ただし等級だけで判断せず、取扱説明書に浴室での使用が認められているかを必ず確認してください。等級は外郭の保護性能を示すもので、浴室での使用可否そのものを保証する表示ではありません。
| タイプ | タンク容量クラス | 給水の頻度 | 置き場所 | 総合 |
|---|---|---|---|---|
| 据置型 | 300〜600mL | 数日に1回 | 洗面台に常設。コンセントが必要 | ◎ |
| 携帯型(充電式) | 100〜200mL | 毎回、場合により1回の使用で2回 | 洗面台または浴室。乾かす場所が要る | ○ |
| シャワーヘッド一体型 | タンクなし(水道直結) | 不要 | 浴室に固定。付け替え工事が要る | △ |
続けるために、先に手当てしておくこと
買ったあとに脱落する原因は、だいたい2つに絞れます。動作音と水はねです。どちらも買う前に手当てできます。
口腔洗浄器はモーターでポンプを動かして水を押し出す機器なので、動作音が出ます。据置型はタンクとポンプが大きいぶん、音も出やすい構造です。夜遅くに使うことが多く、集合住宅で隣室や下階が気になるなら、扉を閉められる浴室で使えるタイプを選ぶという解き方があります。
水はねは、置き場所より姿勢の問題です。口を閉じ気味にして、洗面ボウルに顔を近づけて使います。それでも鏡や壁は濡れるので、拭くものが手元にあるかを先に決めておいてください。毎回タオルを取りに行く動線になっていると、それだけで続きません。
手入れは、タンクの水を毎回捨てて乾かすことが基本です。水を入れたまま置くと、内部が乾く時間がなくなります。ノズルを差したままにする構造の製品では、収納部に水が残りやすい点も見ておいてください。
家族で使うなら据置型が有利です。600mLクラスなら連続約3分ぶんの水量があり、1人60秒として2〜3人が続けて使えます。共用する場合はノズルを人ごとに分けてください。色分けされた替えノズルが同梱されている製品と、別売の製品があります。
なお、家庭用の口腔洗浄器は製品によって法令上の区分が異なり、メーカーが表示できる効能の範囲も変わります。その製品が何をうたっているかは、メーカーが公式サイトや取扱説明書に表示している範囲でご確認ください。
買うタイミング
据置型と携帯型では、価格帯が2倍近く離れることがあります。据置型のほうが本体が大きく、単価も上がる傾向です。買い回りの土台として使うなら据置型のほうが合計額を押し上げますが、置けないなら意味がありません。先に置き場所を決めて、そのあとでセールの日程に合わせてください。
替えノズルは消耗品です。メーカーが交換の目安を示しているので、本体と同じ店で扱っていれば、次回の買い回りで1店舗ぶんに使えます。価格・在庫・ポイント倍率は変動しますので、購入前に販売ページでご確認ください。
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