買い回りは、増えるポイントより出ていくお金が大きくなった時点で損になります。損の形は決まっていて、3つしかありません。送料での相殺、上限到達後の買い足し、不要品の購入です。3つとも、買う前の計算で避けられます。本記事の数値は2026年8月時点の公式ページで確認したものです。
先に結論
- 送料の相殺1店舗増やして増える特典は合計額の約1%です。送料600円はそれを超えやすい額です。
- 上限の超過特典上限7,000ポイントの回なら、10店舗で税抜約7万8千円が頭打ちの目安です。
- 不要品の購入「ポイントの得」ではなく「商品代の損」から計算を始めると、判断を誤りません。
パターン1:送料がポイントを相殺する
買い回りの特典は、税抜の合計購入額に対して「店舗数−1」パーセントです。1店舗増やして増えるのは、合計額のおよそ1%。その日の合計が税抜3万円なら、1,000円の商品を1店舗足して増える特典は350ポイント前後です。この注文に送料が600円つくと、差し引きでおよそ250円のマイナスになります。
送料無料ラインの条件も確認しておきます。公式FAQでは、対応ショップの同一注文で合計3,980円(税込)以上が条件です。複数ショップの合計では適用されず、沖縄・離島など一部地域は9,800円(税込)以上。判定はポイントやクーポンを使う前の金額で行われます。1,000円前後の注文を店舗数ぶん並べる買い方は、送料のかかる注文を量産しやすい構造です。
対策は2つです。1店舗ごとに、送料込みの支払額と増えるポイントを比べること。そして、送料がかかる注文は、どうせ買う消耗品を足して3,980円に乗せるか、注文自体をやめることです。送料を確かめずに店舗数だけ数えるのが、いちばん静かにお金が減る形です。
パターン2:上限に達したあとに買い足す
買い回りの特典ポイントには獲得上限があります。お買い物マラソンの公式ガイドでは、回により5,000〜10,000ポイントの幅があり、7,000ポイントの回が多いと確認できます。上限に達したあとの買い物には、特典が付きません。
頭打ちになる金額は計算できます。公式の解説記事に、上限ポイント数÷(倍率×0.01)という式が示されています。上限7,000ポイント・10店舗(特典9倍)なら、7,000÷0.09で税抜約77,800円。10店舗買い回りなら、税抜およそ7万8千円で上限に届きます。冷蔵庫や洗濯機を買う月、引越しの月なら、普通に届く金額です。
| 店舗数(特典倍率) | 上限7,000ptに達する合計額(税抜) | 超えた分の特典 |
|---|---|---|
| 5店舗(4倍) | 約175,000円 | × 付かない |
| 7店舗(6倍) | 約116,600円 | × 付かない |
| 10店舗(9倍) | 約77,800円 | × 付かない |
上限に達したあとも、SPUや他の同時開催キャンペーンのポイントは別枠で付きます。公式解説でも、買い回り以外で獲得したポイントは上限に含まれないとされています。ただし「買い回りのために」買い足す理由は、上限到達の時点で消えています。
対策は、高額品がある月は先に上限額を計算することです。合計が頭打ちの金額を大きく超えるなら、買い物を翌月以降のセールに分けると、特典を2回ぶん受け取れます。上限の仕組み自体は別記事で詳しく説明しています。
あわせて読む"楽天ポイントの獲得上限|先に知っておく頭打ちの位置"パターン3:店舗数のために不要品を買う
10店舗を埋めるための買い足しは、計算の起点を間違えると損になります。起点は「増えるポイント」ではなく「出ていく商品代」です。
例で確かめます。本命の買い物が税抜25,000円・5店舗あるとします。ここに1,000円の商品を5店舗ぶん足して、合計30,000円・10店舗にします。特典は30,000円の9%で2,700ポイント。5店舗のままなら25,000円の4%で1,000ポイントです。差は1,700ポイント。足した5,000円が不要品なら、1,700ポイントのために5,000円を払ったことになります。逆に、いずれ必ず買う日用品なら、5,000円ぶんを実質3割引前後で前倒しできた計算です。
分かれ目は商品の側にあります。3か月以内に確実に使い切るか、保管場所を取らないか。この2つを満たすものだけを買い足しの候補にします。候補になるカテゴリと、10店舗の埋め方の順番は、次の2本にまとめています。
あわせて読む"お買い物マラソンの買い回り|10店舗の埋め方" あわせて読む"買い回りで買うと得な日用品リスト"3つの損を防ぐ手順
まとめると、注文を確定する前の確認は次の順番になります。全部あわせても数分の作業です。
- 1. 買うものを金額つきでリスト化し、合計額を出す
- 2. その回の特典上限をキャンペーンページで確認し、頭打ちの金額と比べる
- 3. 注文ごとに、送料込みの支払額を確認する
- 4. 店舗数を数えるのは最後。足りない分は3か月以内に使う消耗品だけで埋める
この順番の要点は、店舗数を最後に回すことです。損をする3つのパターンは、いずれも「店舗数を先に決めた」ときに起こります。送料の確認が漏れるのも、上限を超えて買い足すのも、不要品を足すのも、10店舗という目標が先にあるからです。リストが先、店舗数は結果。この一点で、3つの損は同時に消えます。
よくある質問
送料は1,000円のカウントに含まれますか
含まれません。公式ガイドでは、店舗カウントの判定は送料・ラッピング料など商品以外の料金を除いた金額で行うとされています。商品合計が税込1,000円以上になっているかで見てください。
上限は毎回同じですか
変わります。7,000ポイントの回が多いものの、5,000ポイントや10,000ポイントの回もあります。参加する回のキャンペーンページで、その回の上限を確認してから計算してください。
エントリーを忘れて買い物をしてしまいました
期間中なら間に合います。公式ガイドでは、期間中にエントリーすればエントリー前の買い物もさかのぼって対象になります。期間終了後のエントリーはできないため、気づいた時点でエントリーを済ませてください。