駐車監視で多い失敗は、「駐車監視対応」の表示だけを見て買い、付属のシガーソケット電源のままでは数分しか動かないと後から知ることです。駐車監視の実力は本体の機能名ではなく、電源をどこから取るかで決まります。先に電源方式を決めてから、本体を選んでください。
先に結論
- 自宅駐車場で毎晩監視したいヒューズボックスから常時電源を取る駐車監視用ケーブル。電圧監視つきを選べばバッテリー上がりを避けられます。
- 外出先で数時間だけ動けばよい本体内蔵の電池やキャパシタで衝撃検知するモデル。配線工事が不要で、シガーソケット接続のまま使えます。
- 長時間監視したいが車のバッテリーが心配外付けの駐車監視用バッテリー。走行中に充電し、駐車中はそこから給電するため、車側の電力を使いません。
電源の取り方は3方式|できることが根本的に違う
ドライブレコーダーの電源の取り方は、大きく3つに分かれます。どれを選ぶかで、駐車中に動ける時間と取り付けの手間が決まります。
- シガーソケット(付属ケーブル)|エンジンと連動して電源が切れます。駐車中は本体内蔵の電池やキャパシタ頼みで、動けるのは衝撃検知後の数十秒〜数分程度。工事は不要です。
- ヒューズボックスから常時電源|駐車監視用の降圧ケーブル(別売が多い)で、エンジンを切っても給電を続けます。数時間〜十数時間の監視ができる標準的な方法です。ヒューズの差し替え作業が必要で、店に頼む場合は取付工賃がかかります。
- 外付けバッテリー・OBDアダプター等|外付けバッテリーは走行中に充電し、駐車中はそこから給電します。車のバッテリーを消費しない代わりに、機器代がもっとも高くつきます。OBDコネクタから取る方式は差すだけで常時電源が得られますが、車種による相性の注意が必要です。
| 方式 | 駐車中の動作時間 | 取り付け | バッテリー上がりの心配 | 総合 |
|---|---|---|---|---|
| シガーソケットのみ | 数十秒〜数分 | 差すだけ | なし | △ |
| 常時電源(ヒューズ) | 数時間〜十数時間 | 要作業 | あり(電圧監視で回避) | ◎ |
| 外付けバッテリー | 製品の容量次第 | 中間 | なし | ○ |
取り付けの手間も方式選びの一部です。ヒューズボックスからの電源取り出しは、検電テスターで常時電源とACC電源のヒューズを特定し、取り出し用ヒューズに差し替える作業になります。自分でやれば部材は数千円ですが、車種ごとにヒューズの位置と形状(低背・ミニ平型など)が違うため、初めてなら店に頼むのが確実です。工賃の相場はおおむね数千円〜で、本体の取り付けと同時に頼むと効率的です。
「駐車監視対応」と書かれた本体でも、常時電源ケーブルが別売のことは珍しくありません。本体と同じメーカーの対応ケーブルの型番まで確認してから買うと、二度手間になりません。
バッテリー上がりを防ぐ仕組みを必ず確認する
常時電源方式の唯一にして最大のリスクが、車のバッテリー上がりです。駐車監視は駐車中ずっと電力を使い続けるため、対策のないまま長期間放置すると、エンジンがかからなくなります。
これを防ぐのが電圧監視(カットオフ)機能です。バッテリーの電圧が設定値(12.0V前後、多くは数段階で設定可能)まで下がると、給電を自動で止めます。あわせてタイマー機能で「駐車後12時間まで」のように時間で区切れるものが主流です。駐車監視用ケーブルを選ぶときは、この2つの設定ができるかを見てください。
また、録画方式によって消費電力が変わります。常時録画型はもっとも確実ですが電力を使い、動体検知・衝撃検知型は消費を抑えられる代わりに、当てられた瞬間の少し前からしか残らないものもあります。買う前に「検知の何秒前から記録されるか」を仕様欄で確認しておくと、期待外れを避けられます。
何を録りたいかで必要な方式は変わります。当て逃げの相手の特定が目的なら、接触の前後が残る衝撃検知(プリ録画つき)で足ります。いたずらや車上荒らしのように接触を伴わない被害まで狙うなら、動体検知か常時録画が必要になり、そのぶん電力と記録容量を食います。全部を狙うほど電源の要件が重くなる、という関係を頭に入れて方式を選んでください。
消費の規模感も押さえておきます。駐車監視中の消費電力を3W(12Vで0.25A)とすると、12時間の監視で使うのは3Ah。一般的な乗用車バッテリー(40Ah前後)の1割弱です。計算上は毎晩でも回りそうに見えますが、バッテリーは満充電とは限らず、劣化すると実容量が減ります。短距離走行では充電が消費に追いつきません。電圧監視は、この計算と現実のずれを吸収するための保険だと考えてください。
週末しか乗らない車で毎晩監視するような使い方は、走行による充電が追いつかず、電圧低下で監視が早々に止まりがちです。乗る頻度が低い場合は、外付けバッテリー方式のほうが設計として合っています。
買うタイミング
本体・駐車監視用ケーブル・高耐久microSDは同時にそろえて初めて機能します。楽天の買い回り期間にまとめれば、店舗数を稼ぎながら一式を組めます。ケーブルの適合だけは先に確認しておいてください。ポイント倍率は変動しますので、掲載時点の条件は販売ページでご確認ください。
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